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【4/30開催・SDI】ブックトーク:『日本のグランド・ストラテジー:不確実な世界における「境界国家」』

2026.03.26
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第二次世界大戦後の国際秩序の変動と、冷戦終結後の地政学・地経学環境の変化の中で、日本はいかなるグランド・ストラテジーを構築してきたのか。本ブックトークでは、オックスフォード大学出版局 Oxford Studies in Grand Strategy シリーズより刊行予定のJapan's Grand Strategy: Liminal Power in an Uncertain World(2026年)をもとに、日本を「境界国家(Liminal Power)」として捉える理論的枠組みを提示する。本書は、物質的能力や国際的地位の変動のみならず、「西洋的」「近代的」「アジア的」といった社会的・地理的帰属が交錯する中で、日本がいかに境界的な性格を帯びてきたのかを歴史的制度論の観点から検討する。とりわけ1868年の明治期以降、日本が直面してきた戦略環境の変化が「機会の窓」を生み出し、その都度、国家のグランド・ストラテジーが構築・再構築されてきた過程を明らかにする。さらに現代に焦点を当て、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」を柱とする日本のインド太平洋戦略を、長期的なグランド・ストラテジーの文脈の中に位置づけ、その理論的・政策的含意を検討する。

開催概要

開催日時:2026年4月30日(木)18:30-20:30(18:00開場)

場所:東京科学大学 大岡山キャンパス 西9号館ディジタル多目的ホールおよびZoomウェビナー

使用言語:日本語

参加登録:google form

著者・講演者:
 片田さおり 米国・南カリフォルニア大学(USC)国際関係学部教授・国際研究センター長
 古賀慶 シンガポール・南洋理工大学(NTU)社会科学部国際関係学科准教授・学科長

討論者:
 大﨑祐馬 名古屋商科大学経済学部総合政策学科専任講師
 川名晋司 東京科学大学未来社会創成研究院特定教授/大東文化大学法学部政治学科教授

司会・モデレーター:三浦秀之 東京科学大学未来社会創成研究院特任教授/杏林大学総合政策学部教授

主催:東京科学大学未来社会創成研究院

問合せ:ifssditalk@gmail.com 東京科学大学准教授 山根亮一