Report

【DLab⁺】ComoNeを訪問しロフトワークさんと意見交換しました

2026.04.27
  • DLab+
  • Others
  • Others

2026年3月23日(月)に、DLab+の伊藤亜紗教授、古波藏契准教授、塚本隆大URA、中込嵩事務支援員が、東海国立大学機構が運営する共創の場Common Nexus(コモンネクサス、愛称:ComoNe・コモネ、以下「ComoNe」)を訪問しました。
DLab+は、東京科学大学と地域の対話の場として、学外共創拠点「もしも:まちと未来の実験室」(以下、もしも)を運営しています。ComoNeも、大学を外に開き地域や社会と積極的に関わることを目指しています。共通する目的をもつComoNeの施設を視察するとともに、その運営に携わる方々と意見交換をするため、名古屋大学に伺いました。

到着してまず驚いたのは、施設の大きさです。

建物はB1階・1階・屋上で構成されています。屋上は芝生で、春の開放に向けてちょうど養生が行われていました。
私たちは施設内をめぐるツアーに参加しました。ガイドの方に案内していただき、様々なスペースを見て回ります。イベントスペースやレクチャーホール、書籍の貸出を行う大きな本棚、芸術作品を展示するギャラリー、3Dプリンターなどの機材を使えるものづくりエリア、飲み物・軽食やグッズを買える売店、キッチン、勉強スペースや会議室の他、学生がご飯を食べたり、おしゃべりしたり、リラックスできるスペースもありました。

様々な機能が一つの屋根の下に集約された施設、東京科学大学でいうならTaki Plaza・百年記念館・蔵前会館・ものつくりセンター・ウッドデッキそしてもしもを一つにしたような施設です。

ツアーの後は、ComoNeの企画・運営を行う株式会社ロフトワークの方からお話を伺いました。
ロフトワークは、ComoNeの立ち上げの段階から大学に伴走し、施設のコンセプト立案、空間デザイン、プロジェクトやイベントの企画、広報・ブランディングに至るまで、ComoNeの活動に幅広く関わっています。
お話しいただいた中で特に印象的だったのは、公募のプロジェクトをComoNeが支援する枠組み「ねのねプログラム」です。防災マップの作成、短歌の創作と鑑賞、見えない感情をクッキーで表現する取り組みなど多様なプロジェクトが取り上げられています。もしもで同様の取り組みができないかと、考えるきっかけとなりました。
また、大学の研究者とアーティストの協働によって制作された、研究とアートをつなぐ芸術作品を展示している点も非常に興味深かったです。実際に作品を見せていただいたほか、その協働の取り組みについて詳しくお話を聞くことができました。DLab+でも将来の人類火星移住について、小説というかたちでアウトプットとするプロジェクトを進めています。サイエンスとアートの架橋の可能性について実りある議論を行えました。

ComoNe訪問の約2週間後、4月3日(金)にはロフトワークさんから4名の方がお越しになりました。

もしもの経緯や活動について説明したのち、先日の議論をさらに展開する話ができました。
ComoNeももしもも、企業との協働の進め方や、研究成果へのフィードバック(共創拠点での活動をどう学術的成果につなげるか)は共通の課題でした。
また、共創拠点の整備が全国的に促進されている一方で、その評価基準については明確に定まっていないという話もありました。大いに示唆的であり、これから考えていきたい論点です。

ComoNeを訪問し、またComoNeからもしもに来ていただき意見を交わす中で、ComoNeがどんなところかを知ると同時に、自分たちもしもがどんなところか・どんなふうに見られているのかを振り返ることができました。ComoNeともしもが互いに学びあい刺激を与えあう、有意義な相互訪問になりました。